tweetまとめられてました。 自分もわりとつぶやきました。(実況とは程遠い、私の目線でのつぶやきなので意味があるかは謎い)
とても多くの学び、今後も大切にさせていただきたい出会いがありましたが、それはセミナーの本筋とは関係ないところで、参加レポートと言ってもここで多くを語るべき内容ではないというのが正直なところですが。
■参加の目的
CSS Niteには初参加で、デザイン寄りの畑違いの内容であることはわかっていたのですが、サーバーサイドのエンジニアとして、あと日本PostgreSQLユーザ会の一員として、上の層を担っている人たちの課題、データベースを知ってれば解決できるかもしれないテーマが眠っていないか探りたいと思ってセッション+懇親会に申し込みました。結果は期待通りで、データベース層ではデザインの領分と直接的なつながりは無さそうであると。
しかし、CMSは日常的に触るのでデータベースの存在ぐらいは意識する方、上から下までWebサービス全般を担う方、地方での勉強会需要など、皆さんの話を聞くことができ、また、私の話にも耳を傾けていただき、今回をきっかけに人とつながれたことは(もちろんそれを狙ってはいたのですが)予想をはるかに超える収穫になりました。
■セッションのこと
どのセッションも、デザインの専門家としていろいろお話していただいて、デザイナーさんの領域がイメージできたというところが今回の総括的な収穫になりました。普段サーバーしか触らない私の目線からすると、とあるWebサービスで、ユーザが触れるUIの部分、そこから入力を受け取って動作するプログラムの領域、やっとそここら必要があればデータにアクセスしにくるわけで、上の層って誰がどう作ってるんだろうと(一人でWebサービス全部作っちゃうような知人はいるのでw)仕事の領域はどうなってるんだろうという、そんなところがちょっと見えてきました。
で、会場で書いたアンケートがそのまま参加メモというか感想文になってたので、それをそのまま写メって帰ってきました(笑)。以下はその程度の感想文です。セッションの受講レポートが見たい方は別で調べてくださいw
・わずかな工夫で劇的に変わるデザインの対話術(長谷川 恭久氏)
自分が作るデザインが人に伝わるようにどう扱うか(解説する、会話する、意見を求める)という話で、素人目線でも大いに納得でした。素人からすると、デザイナーさんから出てきた時点で見栄えとしては劇的に違うので頷いてしまう場合が多い。しかしなぜその色なのか、なぜその配置なのか、ぶっちゃけその必然性には全く思考が及んでいませんが、それが「好みに合わない」場合にデザイナーさんのこだわりなのか、モノ申して良いポイントなのか判断しづらかったり、でもこちらの根拠は好みかどうかだけだし、で、製品プロモーション的には意味のない議論になってしまうとか。
ちゃんと会話ができ、必然性を説明いただけるという点こそ、プロと素人の違いになるのかなと思いました。 (素人=イラレ、フォトショとかのツールは使えるちょっとセンスのある人)
・スマホアプリにおけるUIのトレンドと、動的デザインの重要性~テクニカルクリエイターが担うサービス開発の今後(佐藤 洋介氏)~
私の中で注目セッションその1。「テクニカルクリエイター」とはデザイナー、プログラマーのどの領域を担うのか。(それがサーバーサイドまで意識するようなエンジニアの領域と関わるのか、が注目していたポイント。)
聞くと、動的なUIを実現するようなツールが増えてきて、デザイナーでも自分でプロトタイプを作って動かせるようになってきた。プログラム的な制約がわかってデザインレビューを進めないといけないというように、デザイナーとエンジニアの垣根を低くしていくような取り組みであった。と同時に、やはり業務は分担されていて、サーバーサイドを意識するのはエンジニアだなというのがイメージできてきました。
・こだわりを実現するためのデータを介したコミュニケーション(北村 崇氏)
私の中で注目セッションその2データとはデータベースか。例えばデザイナー側でWebサービスのレスポンスまで意識してデータ層のことを考えるの?!などと思って受講しましたが、「データ=入稿データ」のお話しでした。
入稿データのレイヤにわかりやすい名前をつけるとか(ソースコードにコメント書くとかに似てる?!)普通に仕事をするうえで、自分の成果物を次の工程で待っている人に配慮した仕事をしましょうという話で、それはそれは、デザインじゃなくとも意識しないといけないよなーと思いました。
・クリエイティブ・ディレクション~リアルダメ出しから発掘するデザインのヒント~(李 優未氏)
より良いアウトプットに近づけるための仕事の進め方、育成の方法という話。実例は素人目にはどれもよく見えてしまってあんまりビフォーアフターの差がわからなかったですが、本題は大いに納得でした。ステークホルダーの意見を求める場をつくりましょうとか、そのために意見しやすいフォーマットでだしてもらいましょうとか(スマホUIの例ならスマホの幅で縦長に出力した短冊型でWebサイトを印刷して付箋貼っていってもらう)、この辺は一本目の長谷川氏の会話しなさいという話と重なる印象でした。部下の育成なら、その人のレベルに合わせた指摘のやり方をするとか。正解がないもの(だけど失敗はある、と言えば良いのか)を正しく教えていくための方法は難しそうだが大事であると思いました。
・エディトリアルとウェブ、コンテンツファーストでつながるビジュアルドリブン(筒井 美希氏、関口 裕氏)
雑誌(≒エディトリアル)出身の同期お二人組とのこと。トーク形式で進めつつ、雑誌とWebの違いあるある、結局のところ両者の違いはなにか、共通するところは何かを語っていった。で、コンテンツに合わせて、書式をはじめに決める(WebでいうところのHTMLとCSSの分離)場合もあれば、フリーフォーマット?で各ページごとに適切な配置を考えるケースもある。後者は従来エディトリアルとされてきたような部分だが、Webでもそれはありえるぞと。(エディトリアルという初見の単語だったので、どういうイメージで使われているかとかよくわかんなかったけど。)
これは、スライド作成で使える話ではあるかもしれない。いつもの「タイトル、本文数行、図」みたいな構造化してるやつと、1スライドにどーんと数字がでてきたりするスタイルとの使い分け。みたいな。なんか考えたい。
・築城10年、落城3日。こだわりあるWebデザイン、やるからには本気で良いものを!(中川直樹氏)
デザインに依頼者の意図を余すところなく取り込むためのやりかた。お願いする側としては、近くて遠い(表現したい自社のイメージはあるのかもしれないがそれを伝えられなくてあきらめる?結局そのイメージって自社内ですら共有できてる?)話でした。
製品販促の施策とかは考えることがよくあるので、デザインでその一端を担うところをちゃんと考えると効果ありそうかもと思いました。
・クロージングトーク:PVを稼ぐグラフィックの作り方(矢野りん氏)
PV=拡散された数×クリック率でクリック率を上げるところでデザインが威力を発揮する話。具体的には写真がSNSによってどう切り抜かれるか知って、それに合わせた画像を用意せよ、等。これは素人目にも結果が理解しやすく、写真の切り抜きとか撮影の時のテクニックでも使えそうなので 自分でUPする写真なんかでも気にしてみようと思いました。
■会全体についてや懇親会のこと
イベント全体を通して、会話を生むとか、初めての人にも優しい、けどリピーターとか全体的には良く見知った人たちの集い、その両立をうまく実現しているようでした。昼に会場に到着すると、広い部屋に広々とスペースが取れるよう机が配置され、うーんさすが有償イベントと言いう感じ。「空席」の紙を裏返すと今日のタイムテーブルになっており、新参者にも優しい配慮であるなと感じました。
セッション前には隣の人と強制自己紹介タイム!自分は懇親会までいくのでボッチ回避にはありがたすぎるけど恥ずかしい企画。で、お隣、後ろの方は懇親会でなかったのですが、「僕初めてなんです~」というところから、いつもは○○な雰囲気だよ~などと教えていただきました。そして混んできて椅子が追加された後も、ちょっと腕当たっちゃったりしても問題なしな雰囲気になりましたw
終了後の懇親会は会場の1Fのお店。自由な雰囲気に最初こそ戸惑いましたが、講演者の周りを囲むように席が配置され、とっかかりの会話が生まれやすく、そこからは隣の人とフランクに話せました。
ここでみなさんとお話したことでは、
- デザイナーとエンジニアの領域は、やはりしっかり分かれている
- デザイナー寄りの人ではデータベースはブラックボックス
- CMSとかやっている人だと、データ層の存在ぐらいは意識するがクエリまでは意識しない(CMSがやってくれる範囲か)
- 参加者側では、Webサービスを作っている人とかいて、マジでフルスタックに求められてツラたんそうだったけどやりがいありそう。
- 学生を教育する立場の人では、その学生の方向性が決まってないのでデザイン系でもphpからデータベースにアクセスするぐらいは教えているとか
今日の目的には以下があり、どちらも上々(お金かけてきた価値あった)かな、と思います。
- データベースの人がちょっと興味もって来てみたよ、という存在アピール(ツイートしてたらすぐに気づいてもらえた!)
- 参加者の中で数人でも良いので、データベース系イベントの開催地やターゲット層のヒントになる方とお話しする(懇親会まで参加して本当によかった)
0 件のコメント:
コメントを投稿