2017年12月13日水曜日

pgAdmin4を日本語化する

この記事はPostgreSQL Advent Calendar 2017の13日目です。昨日はkmoriさんの「.psqlrcの話」でした。
本記事では、私もメンバーの一員として取り組んでいるpgAdmin4の日本語化について書きます。

pgAdmin4とは?

クライアントPCからリモートのPostgreSQLサーバーに接続し、メンテナンス、状態監視、簡単な開発に利用できるGUIクライアントです。

pgAdmin4、こんな人におススメ

 ・データベースをGUIで手軽に操作したい
 ・PostgreSQLを使い始めたので、まずはアクセスみたい
 ・監視やチューニングに関しても、手元でちょろっとできて欲しいんよ

データベースを利用する上で、例えばマルチDB対応しているA5や、補完機能などが抜群で圧倒的支持とウワサのオブジェクトブラウザ-など、便利なクライアントツールは複数知られていますが、PostgreSQL向けにとにかく気軽に使いたいならpgAdminでしょう。
特にGUIクライアントの需要が高いであろうWindows版であれば、PostgreSQLのインストーラーに同梱されていますので、使い始めが簡単ですし、簡単な監視、SQLチューニングまでいろいろできます。


日本語対応しました!

知る人ぞ知る、pgAdminの開発メーリングリスト
ついに日本語対応しました。日本PostgreSQLユーザ会の有志で数ヶ月にわたる翻訳を行い、この度日本語対応することができました。


日本語化する方法

PostgreSQL10に同梱されているpgAmind4 v2以降、簡単に日本語化することができます。既に稼働しているpgAdmin4を日本語化する手順を説明します。

・翻訳ファイルの配置
まずは以下のファイルを手元にダウンロードしておいてください。
 poファイルのダウンロード
こちらのリンク先で、「messages.po」「messages.mo」をそれぞれ入手しておいてください。(注:右クリックで「リンク先を保存」では正しく保存できませんでした。私の場合、pgadmin4のトップでソースコード全体をDOWNLOADしました)

Windowsの場合、デフォルトで「C:\Program Files\PostgreSQL\10\pgAdmin 4\web\pgadmin\translations」に各国語の翻訳ファイルが配置されていますので、「ja\LC_MESSAGES」フォルダを作成し、両ファイルを配置します。

・設定変更
「C:\Program Files\PostgreSQL\10\pgAdmin 4\web」にpgAdmin起動時に読み込まれる「config.py」がありますので、これをテキストエディタで開き、一か所編集します。

'ja','Japanese'の行を追加します。'Polish'の後のカンマも忘れずに。
---
# Languages we support in the UI
LANGUAGES = {
    'en': 'English',
    'zh': 'Chinese (Simplified)',
    'de': 'German',
    'pl': 'Polish',
    'ja': 'Japanese'
}
---

・pgAdminの起動と設定変更
追加したフォルダのパスや設定が間違っていたりするとpgAdminが上手く起動しません。私は↑の設定ファイルでカンマを付け忘れて数時間悩みましたw

pgAdmin4を起動し、上部メニューの「File」-「Preferences」より設定変更を行います。
「Miscellaneous」-「User Language」で使用する言語を選択します。 ここでは config.pyファイルに記述した言語が候補になります。

変更はすぐには反映されませんので、「File」-「Reset Layout」します。

なにやら警告が。pgAdminから実行中の処理がある場合は気をつけましょう。

日本語になりました!


ところで、最初から日本語に対応した版が出るのはもう少し先になりそうです。そして今は日本語化しても英語交じりで「ん?!」って感じです。パッと見は確かに日本語なのですが、実用的なメニューではどこが変わったのよ?!という方に日本語版おススメポイントを1つ挙げておきます。



ちょっとマニアックな部分ですが、SQL実行する「Query Tool」では(そもそも「Query Tool」を日本語にしてよ、という意見が・・・(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
雷アイコンでユーザーが書いたSQLを実行します。が、ん?実行どこ?!って思ってました。昔のpgAdmin3は雷アイコンが黄色かったのでなんとなく目についたんですよね。

「どれだよ実行~」と思って探していくと、雷アイコンのマウスオーバーでちゃんと日本語ヘルプが出ますし、複数の実行オプションがあるのですが、こういうマニアックなメニューが日本語になっているのは嬉しい気がします。
(「EXPLAIN ANALYZE」はSQLコマンドなのでこのまま英語表記かな・・・)


以上です。

明日はやっさん(yassan168)さんがデータ分析でPostgreSQLな話をしてくれるそうです!

1 件のコメント:

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